「自分には、何の価値がない」
「わたしはダメだ、できそこないだ」
「わたしは、誰にも愛されない」
「こんな自分を知られてはいけない…」
自分の存在そのものがひどく恥ずかしいような、苦しい感覚になったことはありませんか。
そんな気持ちに飲みこまれそうなとき、できることを書いてみますね。
もくじ
「自分はダメだ…」という感覚は、人を孤立させる。
コチラの記事で、感情というのは、
自分らしく生き生き生きていくために必要なものなので
そこにあることに気づいて感じてみるといいよ。
味わうと変化していくよという話をしました。
ただし、例外があります。
上に書いたような、自分がひどくダメで、恥ずかしいと隠れたくなるような【強い恥の感情】です。
こうした感情は、わたしたちが生まれながらにもった
「怒り」や「悲しみ」などの感情と違い、外との関係の中で作られてきたものです。
なので、じっくり味わっても変化は起きにくいですし
逆に、どんどんのみこまれ、
人から遠ざかりたくなり、人を孤立させます。
やりたいことがあっても、怖くてできず、身動きがとりにくくなります。
「自分はダメだ」「価値がない」という感情は、幻想です。
「自分はダメだ」
「価値がない」
「こんな自分は恥ずかしい」
そんな感情が出てきたら、どうしたらいいのでしょうか。
まずは、 距離をとることです。
「あ、この感じが今体の中にあるな」
「この感じ、また出てきてくれてるな」と気づけといいですね。
メモなどとるのもおすすめです。
出てきやすい場面やきっかけに気づきやすくなるかもしれません。
そして、恥の感覚がわーっと広がってきたときは、
・自分には価値がない… というパターンが今、出てきたんだな。
・わたしは、ダメだ… と思いたい部分が今、出てきているんだな。
そんな風にとらえてみてください。
実際、それらの感情は幻想です。
そう感じざるを得なかった過去のパターンが、
なにかのきっかけで、浮上しているだけなのです。
それから、
・ゆっくり深呼吸をする。
・体をやさしくなでる
・好きな香りをかぐ
・あったかい飲み物を飲むなど、
心身がほっとするようなことをしてみてください。
すると、少ーし距離がとれてくるかもしれません。
自分への労りや慈しみの気持ちがじんわり出てくるかもしれません。
大切な人にかけるように、
自分にやさしい声をかけてあげるのもいいですね。
「だいじょうぶだよ」
「あなたなりに、がんばってるよ」
「あなたには素敵なところもたくさんあるよ」 など。
生きづらさの根っこは、癒していけます
こういう感情って、
とても苦しく、感じるだけで痛いし、恥ずかしいので、
人にも言いにくいですよね…
でも、そういう気持ちを持っているのは
あなただけではないです。
わたしも長い間苦しんできて、
今もたまに出てくることがあります。
でも、コツコツ癒していくことで、
少しずつ、楽になっていけますし、
そういう感情を持たざるを得なかった自分への
理解や慈しみも育てていくこともできます。
そのためにも、まずは
「これは過去のパターンなんだな」
「わたしを守るために、これが今出てきてくれたんだな」と
気づいて、距離をとり、いたわること。
信頼できる人に、
その気持ちを大切に聴いてもらったり受け止めてもらうのも力になります。
カウンセリングでは、それらに加えて、
感情の元にあるものを癒していったり、
その先の本当の願いにつながるお手伝いなども、することができます。
あなたがもし、一人で苦しんでいるのであれば、よかったら話を聴かせてくださいね。
おまけ 「恥」についての分かりやすい本
恥という感情について。
生きづらさの根っこである中核的な恥(シェイム)について、
この本はとても分かりやすく説明されています。
興味がある方は、読んでみてください。
繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
●繊細な心を整理し、幸せな毎日を育てるセッション
●あなたの物語を宝物に変えるセッション
●【無料メール講座】ほんとうの自信を育てる5つのステップ