先日、『もし、ここが天国だったら?』
という本を読みました。
著者は、アニータ・ムアジャーニさん
インド人の両親のもとに生まれて、
2歳より香港で育った感性豊かな女性です。
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アニータさんは、
2006年に末期がんで死の淵にあったとき
臨死体験をし、大きな気づきを得ます。
それまで彼女は、様々な経験の中で、
「自分は十分でない、愛されるに値しない」と
感じていたそうですが、
死後の世界を体験することで、
自分は素晴らしい存在であることと、
「自分を愛し、喜びを感じながらいきていくことこそ、人生の本質である」
と悟るのです…
その体験を書いた一冊目の本
『喜びから人生を生きる!』が
世界中で100万部以上の売り上げになり、
今回の2作目は、講演に駆けまわるようになった
アニータさんのその後について書かれたものだったのですが、
こちらも、1冊目に負けないくらい、胸に響きました。
一人の人として、迷い、自問自答しながら
自分が大切にしたいことを大切に生きていこうとする姿に…
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たとえば、こんなエピソードがありました。
オーストラリアの講演会の時、
幼い一人息子を亡くした若い女性から、
「これからどうやって生きていったらいいでしょうか…」
という質問がありました。
アニータさんは、死後の世界をみてきているので、
息子さんが大丈夫なことは十分、分かっているし、
「死は幻想で、息子さんは、今とても幸せで自由ですよ!」
と希望を伝えるのを、周りに期待されているのを
ひしひしと感じつつも、
彼女の話をきいているうちに
痛みと喪失感で胸がいっぱいで、ことばが出なくなり、
ただ、彼女の近くに行って
抱きしめることしかできなかったそうです。
その夜、公演の参加者から
「失望した」という長いメールをもらい、
彼女は、多くの人を失望させてしまったのではと思い悩みます。
が、ご自身に向かい合う中で、
大切なのはいつもポジティブで
理想的な自分でいることではなく、
痛みも、不安も、葛藤も抱えたありのままの自分でいること。
思うようにいかないことも含めて、まるごと自分を愛すること。
それこそ、自分にとって一番大切で、
一番伝えたいことだ! と思い出すのです。
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こんな風に生きよう
こんな風にしていきたいと決めても、
何かのきっかけで、迷ったり、葛藤したり、
自信をなくしてしまうようなこと、
あなたにはありませんか?
わたしは、あります。
そんなときも、アニータさんのように、
その都度、その都度、そんな
自分を抱きしめながら、また、進んでいけばいいんだな。
その一つ一つが
自分を大切に生きること
そのものなんだな…そんな風に感じました。
その他、
・行いが悪いから、悪いことが起こる
・悪い行いをしたものは、死後、裁きを受ける
・自分を愛することは利己的である
・女性は男性より弱い など
多くの人が当たり前に思っていたり、
信じている社会通念について、
まっすぐにかつ細やかにご自身のことばで、
1つ1つ反論されていて、
はっとしたり、共感したり部分もたくさんでした。
興味をもたれたら、読んでみてくださいね。
※できれば、1冊目『喜びから人生を生きる』から順に読むのがおススメです
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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