3月に入り、春らしくなってきましたね。
こもれびの庭にも、かわいい花が咲きだしました。
先日の記事では、人生のブラックホールの時期
について触れたのですが、それに対し、
「みどりさんは、ブラックホールを、どう捉えますか?」
「辛い話を、どんな気持ちで聴きますか?」
というような質問を頂いたので、今日はそんなお話をしてみますね。
苦難や悩みを、カウンセラーとしてどうとらえるか
わたしが、普段苦しい状況やお気持ちを聴くとき、胸に置いているのは、
「すべての出来事は、わたしたちが成長していくために起きている」
「人は、誰もが、よりよき方に向かっていく」という感覚です。
これは、わたしのカウンセリングの基本となる
人間性心理学の考え方なのですが
(心理療法、心理カウンセリングには、現在多種多様の
アプローチや考え方がありますので、あくまでひとつの考え方です)
実際に様々な方の
お話を聴かせて頂けばいただくほど、
ほんとうにそうだなぁ…と実感しています。
わたしたちは、順調に進むことや、
喜びや楽しさから学ぶことも
もちろん、たくさんあるけれど、
上手くいかないことや困難に出会うからこそ
自分自身を深く
みつめる機会を持ったり
内なる声に気づけることがあります。
そして、そこに
向かい合っていく中で
自分や世界をより深くとらえ
かけがえのない「わたし」として、
より、自分らしく、
自分軸で人生を歩いて
いけるようになると思うのです。
渦中にいるときは、
本当に、苦しくて、
「どうして、わたしだけ…」と
感じることもあるでしょうし
一人、涙することもあるでしょう。
けれど、深い
苦難や悩みであればあるほど、それを乗り越えたとき
「あぁ、このためだったのか!」と気づくことがあり、
自分だけでなく、周りまでも
あたたかく照らしたり
変化を起こしていくような
何かが生まれていくように感じます。
人生が辛いとき、わたしを支えてくれたことば
わたしも、人生の中で、
苦しくて、苦しくて、
生きている意味さえ分からなくなりかけたときがありました。
その中で支えてくれたもののひとつに
ヴィクトール・E・フランクルさんの
存在や、ことばがあります。
「あなたが人生に絶望しようとも、人生があなたに絶望することはない。
何かや誰かのためにできることがきっとある。時があなたを待っている」
心理学者でもあるフランクルさんが、
ナチスの収容所での体験を書いた『夜と霧』は
なかなか読み進められない程
過酷な状況の話なのですが、それにも関わらず、
「人が生きること」への示唆と
人を信じるまなざしにあふれていて
国や人種、時代を超えて
多くの人に読まれている本です。
内容は、とても深くて
わたしの語彙力では、上手く表現しつくせないので
もし、興味を持たれたら、手にとって、みてくださいね。
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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