人を思いやることは素晴らしいけど…
「気がつくと、いつも人の心配や世話ばかりしている」
「人のことで一喜一憂して疲れてしまう」そんなお話を伺うことがあります。
人の気持ちが細やかに感じられる。人を思いやり、行動できることはすばらしい才能ですが、たとえば、
・いつも周りの人の機嫌や状態が気になって、自分のことに集中できない。
・友達が悩んでいるたび一緒になって落ち込んで他のことが手につかなくなる。
・大変そうな人がいると、自分のことを後回しにしてまで助けてへとへとになる。
そんなことが、続いているとしたら、人の気持ちに入りすぎる癖があるのかもしれません。
今日は、そんなとき意識してみるといいことを、ご紹介しますね。
人に振り回されないためにできること。
まずは、その都度「これは誰の気持ちかな?」「誰の問題かな?」と確認すること。
上の例でいえば、機嫌が悪いのは目の前の人。落ち込んでいるのは友達。それは、その人のもの。だから、その人がなんとかするものなのです。
もし、「自分がなんとかしないといけないのでは」と心配になったときには、こうつぶやいてみてください。
その人には、そのことを味わう権利となんとかする力がある
怒っている人はイライラを出すことで、内面の怖さや動揺を保っているのかもしれません。怒ったりイライラするのに疲れてきたとき、ふと、自分の本心に気づくかもしれません。
悩んでいる友達は、悩み考え続ける中で、自分にとって大切なものをみつけるかもしれません。しっかり泣いたり嘆いてみることで気分が変わったり、何かを手放せるかもしれません。その過程で、素晴らしい出会いがあるかもしれません。
きっとそれは今、その人にとって必要で起きていることなんです。
人の気持ちと同じように、自分の気持ちも大切に。
もちろん、友達に相談されたら話を聴くのもいいし、イライラしている人に声をかけてもいいのですが
そのときは自分にも
「自分が苦しくなってまで、何とかしなくてもいいんだよ」
「わたし一人で、なんとかしようとしなくていいんだよ」と伝えてあげてほしいです。
人のことを考えるときはもれなく、
「わたしは、今どう感じる?」
「わたしのためには、何ができる?」
そう、ベクトルをくるっと自分に向けてみることを意識してみてほしいのです。
目の前の人に楽になってほしいならまずは、あなたが楽になること。
大切な人に幸せでいてほしいと思うなら、まずは、あなた自身が幸せでいることです。
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繊細な女性のココロのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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