カウンセリングを受けて下さった方から
「こんな私でスミマセン」
そんなメールを頂いたことがあります。

あなたもそんなことを
感じたことがありますか？

カウンセリングを受けたのに、現実が変わらない時

そのメールを読みながら

カウンセリングを受けたのに
現実があまり変わらない（とご本人は感じている）
前向きになれないことなどへの

焦りや不安
情けなさ、
恥ずかしさ、
ふがいなさ、
無力感、
いらだち
不満
悲しさ
怖さ・・・

いろんなお気持ちがそこにあるのを感じました。

真摯にご自分に向きあって
いらっしゃるからこそ
出てくる思いだなぁと感じました。

・・・

「一回で劇的に変わる！」
「これさえすれば、全て上手くいく」
そんなことばを見ることがありますが、

自分の気持ちや人生関しては、
割と珍しいことなのではないかなと感じます。

心はとても細やかで深いものです。
「変わろう」と意識すればするほど
「変わるまい」という心の奥のブレーキが
ギュッ！と作動することは多々ありますし

今まで抑えてきた感情が出てきて
一時的に辛くなったり、

見たくなかったものが出てき
混乱したり、心を閉じたくなったり、

何もしない方がよかったと感じることも
時にはあるかもしれません。

それでも、自分自身に向き合い
より豊かな人生を送りたいと

行動を起こされた人のことを、
私は、一人の人として尊敬します。

気付きや変化には、それぞれペースがある

私がカウンセリングや講座で
関わらせて頂いている方は

１度のセッションで
劇的な気付きや変化が
ある方もいらっしゃいますが

１つ１つのことに丁寧に細やかに感じて、

行動して
違和感を感じて

その気持ちを
じっくり見つめたり

少し待ってみたり

しばらくして
また何かを意識してみたり

ゆっくりゆっくり
つぼみがひらくように
その方らしさが花開いていく方が多いです。

遅いのが恥ずかしいわけでなく
かといってスムーズにいくのが悪い訳でもなく、

多くの方を見ていて感じるのは
どの方も、丁度よいペースがあって
その方の一番ベストなタイミングで
ふに落ちたり、大切なことに気づいたり
変化する時期があるんだなぁということです。

おひとり、おひとり違い
おひとり、おひとりオリジナルな
それぞれの過程に関わらせて頂けることを
私はとても幸せに感じています。

きっと、あなたが関わられている
カウンセラーやセラピストも
そうだと思います。

だから、安心して
歩みを続けていかれてくださいね。

話したくなったら、
そういうネガティブな気持ちも
他の人には言えないようなことも
今まで遠慮していたことも、

言いたくなったら、何でも言って下さいね。

その過程がまた、
あなたにとって宝物になることでしょう。

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