(こもれびの庭に咲いてくれたあじさい)
「突発的なことが苦手」
「急な予定の変更が、すごくストレス」
「突然の出来事があると、どっと疲れてしまう」
そんなお気持ちをお伺いすることがありますが、あなたはどうでしょうか。
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わたしも、突発的なことが苦手です
実はわたしも、突発的なことがかなり苦手です。
哲学者のカントが、毎朝5時に起床し、書斎で紅茶を2杯飲んで、講義を行い、お気に入りのカフェで食事をとり、同じ時間に散歩するという生活を何十年も続けた… という話を学生時代に聞き、「そういう生活って、いいなぁ…」とあこがれたくらい(笑)
けれど、そんなわたしも、以前よりはだいぶ予想外のできごとを受け入れやすくなりました。
そんな中で役だったことを今日は2つ程書いてみますね。
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突発的なできごとが苦手な自分を否定しない。
1つ目は、突然のできごとが苦手なのはわたしの良さからくるものだと捉えられるようになったこと。
それは、同じようなお気持ちの方の話をきく中で気づけたことなのですが…突発的なできごとが苦手な方って、多くの方がとってもよく気がつき配慮ができるタイプの方です。
他の人が気づきにくいような細かなことや、全体的な周りの状況随分先の先まで気がつき、気になって
「あれをやらなきゃ」 「これのことも考えなきゃ」
「あれは、どうなってる?」 「こっちは?」
「この人はいいけど、この人は」「こっちをこうしたら、あっちをこうして」
みたいな感じで頭がフル稼働していっぱいになっちゃうんですよね。
つまり、突然の出来事にいっぱいいっぱいになるというのは、「よく気づく」って美点の裏面ということ。
だから、予想外のことに、頭がフリーズしちゃって、アワアワしちゃうって方は、そんな自分を責めるのではなくて「あぁ、わたしいっぱい、気づいて考えてるんだな」「よしよし♪」って、受け取ったうえで、少し、立ち止まってまず、どれを優先したいかな。自分にとって何が大切なのかなと書き出したり、考える時間をあげるといいと思います。
時間がなくても、3分でも5分でいいから自分のためにできるだけ時間をとってみてください。そういう中で、「意外になんとかなる、だいじょうぶ」って感覚も育っていくはずです。
突発的なことにドキドキしたときは、身体を落ち着かせよう
2つ目は、身体を落ち着かせるということ。
もともと、気質的に刺激に敏感だったり、生まれ育った中で怖いことや、心が痛むようなことに多く出会っていると
予想外のこと=危険!!という感じで身体のセンサーが敏感に反応しやすくなりがちです。
そういう方はちょっと不安を感じただけで心臓がドキドキして呼吸は早く浅くなり、筋肉にぐっと力が入り、緊張状態になりやすいです。身体が、逃げたり戦ったりできるような戦闘態勢になるのですよね。
これは、人が生存していくために大切なシステムですが、困るのは、現実に起きていないことでも、想像上のことであっても、身体が反応してしまいそれがまた余計に自分を苦しく怖い感覚にさせてしまうこと。
そんなときはまずはゆっくり深呼吸です。
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急激に吸うと余計にドキドキしやすいので、ゆっくり長く吐くということを意識するといいです。そして、身体に「だいじょうぶだよ」「今は、安全だよって」伝えてあげてください。
そして、身体が欲していること、楽になりそうなことを見つけてやってみるといいですね。身体にやさしく手をあてたり、自分をハグしたり、心地よい音楽をかけて動かしてみたり、瞑想したり、空を見上げたり…。
普段から体がリラックスする時間を意識的に作ってあげることもおススメです。
あとは、心の奥に苦しみや悲しみなど、強い感情を抑え込んで持ち続けていると、どうしても、そこが周りのストレスで、傷んだり、活性化することもあるので、その部分を1つ1つみつめてじっくり癒していくことも大切なことになります。
そのあたりにじっくり向き合ってみたいときはカウンセリングもご利用くださいね。
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繊細なこころの女性の心のサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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