今日は、
「特定のタイプの人に苦手意識がある」
「気持ちがすごく波立つ」
という状況に関して、お話をしたいと思います。
特定のタイプに気持ちが波立つしくみ
突然ですがわたし、一時期、虫に対して、
とても敏感になっていた時期がありました。
(ここから虫の話になります。
苦手な方、ごめんなさい!)
きっかけは、
一昨年引っ越したばかりの頃
ある日
息子を迎えに行き、
帰ってきて、家の玄関をあけたら、
ポトンと息子の手の上に何かが落ちてきて
なんと、大きなムカデ!!
ムカデといっても
九州のムカデって
迫力がもう、すごいのです。
20センチ以上ありそうな丸々したムカデで。
息子があわてて振り払い
隅の方にいったのを
わたしがスリッパで押さえて
息子に火ばさみをもってきてもらい
なんとかつかみ、
ひやひやしながら
少し離れた川まで運んで放ち
その日はそれで済んだのですが
それからしばらくは、玄関にいくたび緊張して
家の中で
小さな虫をみるだけでも、
ドキッ!としていて、
「よく家の中に虫がいるね!」なんて
夫に話していたのです。
けれど、そういえば
最近は、気にしなくなったなぁということに気がついて…。
それでですね。
これって
人間関係でも起こりやすいことだなぁと思ったのです。
例えば
「こういうタイプの人は苦手」
「こういう人とはうまくいかない」
という思いがあると
行く先々で、なぜかそういう人に会ったり、
そういう人の言動がやたらと気になったり、
ちょっとした言動に
「やっぱり、わたしのこと嫌いなんだ」
「やっぱり、合わない!」
なんて気持ちが波立ったり
相手に気をつかい
妙に空回りしたり
どっとつかれる
みたいなこともあるかもしれません。
特定の人が苦手なのは、こころの痛みが原因かもしれない
そんな風に、人間関係の中で
特定の人にひどく意識が向くときって
過去のこころの傷や痛みが
反応していることがあります。
たとえば、
誰かとの関係の中で
とても辛くて、
悲しい思いをして
それが消化しきれていないとき、
そんな思いはもう
絶対したくないからこそ
似た人や状況に敏感になるというのは
納得がいきますよね。
(わたしのムカデみたいに^^)
でも、あまりに敏感になりすぎると、
現実がみえなくなったり
逆に自分を苦しめてしまうことにもなるので
そんなときは、
大元にあるものをじっくり見直して
痛みを癒していったり、
安心できる場所で、
人とつながる体験をしていったり
ひとつずつケアをしていくことが役に立つかなと感じます。
苦手を解消する流れは
ちなみに、わたしが
ムカデを気にしなくなったのは
どういう経過があったのかな
と考えてみたら
まず、
すごーくショックで怖かったことを
自分で受け入れました。
だって、
上からムカデが降ってくるなんて!
しかも
近くでみたのははじめてで、
ちゃんとした知識もなく
自分ならまだしも
息子がかまれて
ギャーとなったら…など
いろんな怖さと不安が重なっていたのです。
だから、
その時の怖くて混乱した気持ちを
息子と分かち合ったり
夫や友達にも聞いてもらいました。
それから
もし刺されたらどうしたらいいか対応を聞いたり
家の入り口に
ムカデの苦手な香りや植物を置いてみたり
他の虫のことも知ったり、
慣れていったり
しばらく様子をみたり
(ちなみに、その後は一度も出ていません)
つまり、
●自分の状況や気持ちを理解して、労わること
●話を聴いてもらい、共感してもらうこと
●現実を整理し、冷静にみること
●具体的な対応について考えること
●時間をおいたり、視野を広げてみること
が、少しずつできたのが
よかったのかなと感じます。
ちなみに、こういうことって
カウンセリングの中で
していることとも重なります^^
あなたがもし、
特定の人との関係に緊張やイライラや
疲れを感じることがあったら
よかったらこんな話も
思い出してみてくださいね。
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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