ここ数週間のコロナのあれこれで
「どうも疲れがたまっているみたい」
「なんだか、気力が出ない…」そんな気持ちを伺うことがありました。
コロナ騒動。心も疲れますよね。
予想外の出来事が次々に起こり、状況は刻一刻と変わり、そのたび、感じ、考えることもあってやることもたくさんあって心の疲れを感じている方はきっと多いと思います。
もともと、大きな変化や刺激が苦手なHSP(繊細)タイプの方は余計に辛く感じていらっしゃることでしょう。テレビを極力見ないようにしても、前向きに考えようとしても、「やっぱり不安で… 」「落ち着かなくて」という方もいらっしゃると思います。当然です。
どうぞ、それを、「そんな風に感じたらいけない」「何で、よい方に考えられないんだろう」「もっと大変な人もいるのに… 」などと、自分を責めたり、自分の気持ちにバツ×をつけないでくださいね。
★苦しい気持ちとのつきあい方は、こちらの記事も参考に。
元気が出ないときは、自分への要求を下げよう。
「どうも元気が出ない」
「気力が落ちて、何をするのもおっくうだな… 」
そんな風に感じるときは、心のエネルギーがかなり減っているときです。心の緊急事態です。
そういうときは、自分への基準を一度ぐーっとさげることをお勧めします。
十数年前、わたしがうつ病のときに医師から言われたことがあります。
「1日1つのことが、できたらマルです!」
もともと自分に自信がなくて、努力して人に認められることを支えに生きていたわたしは、何かをできない自分がとても嫌でした。病気になって体も心も動かなくなっても、「あれもできない、これもできていない」とできないことを数え、「何で、良くならないんだろう…」としばらくは自分を責めてばかりいました。そのときに「1つできれば、まる◎」という基準は、わたしを救ってくれました。
「今日は、午前中に起きられたから◎」
「窓を開けて、空気を入れ替えられたから◎」
「少しでも、ご飯が食べれたから◎」
「一言、日記が書けたから◎」
「ゆっくり休めたから◎」
そんな風に、小さなことに1つ1つマル◎をつけていくうちに少しずつ、少しずつ体が楽になっていきました。リラックスできる時間が増えました。生きるのが楽になりました。
今、しみじみ思うのです。あのときに、もしも「毎日早寝早起きして、3食きちんと食べて、あれとこれをしなくてはいけない」「半年後に仕事に復帰できるように今月中にはこれができるようにならないと…」なんて、がんばる思考をそのまま続けていたら、きっとずっと心は疲れたままで、病気もなかなか良くならなかっただろうなぁと。
元気や気力が出ないとき、一番大切なこと。
もう一度いいますね。あなたがもし、元気や気力がなかなか出ないと感じているなら、心のエネルギーが切れはじめているということです。無理にいつも通りにしようとしないでください。いつも通りできない自分を許してあげてください。手を抜けるところは抜き、人に甘えられることは甘えてください。
それをしていけば、少しずつ楽になります。
そして、心のエネルギーが満ちたとき、あなたは今よりもっと気持ちよく、誰かの力にもなれることでしょう。
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繊細な女性の心のサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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