この春、心理学を学び直しています。
先日は交流分析の考え方の一つである、禁止令とドライバーをみつめる時間がありました。
禁止令とドライバーとは、簡単にいうと「絶対に○○してはいけない!」と自分を過度におさえつけたり(=禁止令)「○○しなければ!」と自分をかりたててしまう(=ドライバー)心の働きです。
例えば、なぜか分からないけれど、何かがうまくいきそうになるたびに失敗をしたり、自分から台無しにしてしまうことが続く。なぜだかわからないけれど、人の顔色ばかりが気になり、自分を犠牲にしてまで他人に尽くしてしまう…
そんなふうに、自分でもよくわからないうちにそうなってしまい、苦しいというような行動パターンは、禁止令やドライバーが働いている可能性が高いです。これらは子どもの頃、成長過程でインプットされたもので親や周りの大人のことばや行動が大きく影響しているといわれています。
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さて、以前のわたしはというと 、「存在してはならない」「所属してはならない」という禁止令が心に強くあって、自分を大切にできず摂食障害やうつ病になったり、人といてもうまくとけこめなくて孤独感を感じていたり 、「完全でなくてはいけない」というドライバーにより、何をしても自分は足りないように感じ常に頑張り続けるという傾向があったのですが、気がつけば、その癖はずいぶん影を潜めているのに気づきました。
無意識に選択しているものに気づくと、行動パターンも変えていけるというのは、本当なんだなと改めて実感しました。
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加えて、嬉しかったのは、10年以上前に交流分析を学んだときには、「こういうことのせいで私はうまくいかないんだ… 」という過去への後悔やくやしさのようなものがたくさん浮かんできたのだけど、今は、どれも含めて オールオッケーと思えること。
自分を大切にできず、人とうまくかかわれず、がむしゃらに頑張ることしかできなかったわたしがいてくれたからこそ、今、自分の気持ちとペースを大切にしながら人と心がつながれることが、こんなにうれしくて、こんなに幸せなのですよね。
人生ってよくできています。
今、自分でもよくわからないけれど、何か人生がうまくいかないと感じる方がいらしたら、小さい頃に身につけて、ずっと心の奥で握りしめているもののせいかもしれません。
それは、変えていけます。あなたが気づき、手放すことさえできれば。
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繊細な女性の心のサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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