文筆家 内田也哉子さんと
脳科学者 中野信子さんの共著
『なんで、家族を続けるの?』が面白くて、
先日、ブログにご紹介したのですが(こちらの記事です)今日は、その続き。
お二人が人生の闇(ブラックホール)について
触れられていたのが興味深かったので、お話させて頂きますね。
それぞれのブラックホール
優秀ながらも、幼い頃から、
周りから疎外感を感じる
ことが多かったという 中野さんは、
東京大学 大学院を出て
フランスの研究所に勤めながら
「何のために生きてるんだろう…」と
長いブラックホールにはまった時期があり、
個性的な両親と
豊かな表現の才能を持ち
若くして結婚した内田さんも、
人恋しくてたまらないのに
人といると疲れたり、
すぐにカーッとしてしまう
自分はこれでいいのかと胸を痛め
月に一度くらい
「これをやっていて何になるんだろう…」
みたいになることがある。
そんな話をされていました。
ブラックホールをどう捉えるか
あなたは、ブラックホールに落ちたことがありますか。
そんな時、どんな風に過ごしていますか。
たとえば、中野さんは、ある時
自分の意思で無理に流れをとめてしまうのが
ブラックホールの原因ではと感じるようになり
生きるのが苦しくても
「私が今生きているということは
誰かが必要としているから」という風にとらえたり、
できるだけ流れに沿うようにしたら、ふっと楽になったそう。
他にも、
脳のモードを変えるために
ダメな時期は、海に行ったり、
違う場所にいる自分に
なったつもりで、物事をみてみるようにする。
幸せは絶対量ではなく、
以前の自分や人との比較だから、
上手くいかないときは、
定点で誰かと比較するのではなく
時間の流れとしてみて、
「あとは上がっていくだけだからむしろ幸せ」
って、考えてみたり。
内田さんは
「今、ここにいること」
が最近少し、できるようになった。
例えば、こどもが「見ててね」というのを
ずーっとみたりしてみたら
親子関係がまろやかになったエピソードや
「忙中閑が一番幸せ(忙しい中ののどかな時間が最高に幸せ)」
という、母親 樹木希林さんのことばを紹介されたりもしていました。
ブラックホールのとらえ方、対し方は人それぞれ
そんな、あれこれを
1つ1つ興味深く読みながら、
ブラックホールの
捉え方も、対し方も人それぞれで、
だからこそ豊かだし、
深いブラックホールを
味わったからこそ
より見えてくるものや
分かち合えるものも
あるんじゃないかな…なんて感じました。
その他、お二人の
感じ考えているいろんなことや
脳科学からの考察なども面白いので
興味があれば、読んでみてくださいね。
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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