(真玉海岸の夕日)
昨年は、生と死について
考えることが多くありました。
私の身近でも病気になったり
空に帰られた方がいましたし
そのようなお話を
伺うこともありました。
大切な人がいなくなって
辛い気持ちでいるあなたへ
今日は書こうと思います。
泣いていい、怒っていい。落ち込んでいい。
大切な人が亡くなった。
今まで、そこにいた人がいなくなる。
それは、本当にショックで
一言では言い表せない気持ちだと思います。
どうして・・?って、
現実をなかなか受け止められなかったり
すごく混乱したり、
色々なことに腹が立ったり、
もっとああしてあげたら。
こうできたら良かったのに・・と
悔やんでみたり、
自分を責めてみたり、
人を羨んだり、
何も考えたくなくなったり
以前のように色んなことができない
自分をダメだと思ったり
恥ずかしく感じたり、
色んな気持ちになることでしょう。
自分にとって大切な人であればあるほど、
失った悲しみや苦しみ、
寂しさや孤独感は大きいと思うのです。
あなたの心が苦しかったり
コントロールできないのは
当たり前のこと。
胸にある気持ちをどうぞ
否定せずに、
そのままにしてあげてください。
泣きたいときは泣いてください。
悲しいときは悲しい。
悔しいなら悔しいと言って下さい。
大切な人の死を嘆き悲しむこと、
そこに立ち止まることは、
決して悪いことでも恥ずかしいことでもなく、
とても自然なことです。
そして実は、それらを感じる時間を過ごすことが、
あなたが、このことを受け入れ、
新たに生きていく上で、大切なプロセスでもあるのです。
そして、できることなら、
その気持ちをじっくり聴いてもらったり、
書きだしたりして
心にあるものをできるだけ出してあげて下さいね。
肉体はなくても、つながっている。
寂しさや悲しさが全て
消えることはないかもしれません。
それでも、気持ちというのは
少しずつ変化して、
やがて、あなたは
その経験を抱えながら、
大切な方の命や想いを
引き継いで生きていくことが
できるようになると思うのです。
昨年105歳で亡くなった日野原先生は、
最愛の奥さまがなくなったあとのことを
こんな風に書かれていました。
しかし、その一方で、彼女の姿が、ますます、いやむしろ生きていたときよりも鮮やかになっているのを感じます。それが魂というものなのかもしれません。僕と妻は魂でつながっていて、実際今にも一緒に生きているように感じられるのです。考えてみたら不思議なことです。目に見えなくなった人の姿が、後々まで、生きていたとき以上に、僕たちに大きな力を与えるということがあるのです。
(中略)
亡くなった人のことを胸において、その人のことをイメージし続けていると、そこに本当の私が見えてくる。大切な人が遺してくれた言葉とともに生きるということは、本当の自分を知るためにも必要なことだと思います。
(日野原重明 「生きていくあなたへ」より)
本当にそうだなぁと思いました。
私自身も亡くなった
大切な人が、
ふと、そこにいるような気がしたり、
空に話しかけると、
返してくれたりするように
感じることがあります。
肉体はないけれど、
確かにあの人は生きていたし
大切なものを私に残してくれたと
月日がたつ毎に思うのです。
終わりに
大切な人が亡くなって
辛さや寂しさでいっぱいなあなたへ。
無理に前向きにならなくていい。
気持ちのコントロールなんてできなくていい。
ご自分の気持ちを無理に抑えずに、
過ごしていってくださいね。
必ず、少しずつ楽になっていくから。
そして、見えないけれど、
大切な人とつながりながら
生きていけるようになるから。
もし一人で気持ちを抱えて
苦しい時はお話をきかせてくださいね。
【かわのみどりの情報を受け取りたい方へ】
メールマガジンでは、月に数回
心が楽になるコラムと
サービスの優先情報を
ゆったりお届けしています。
「自信がない」女性の自己肯定感を育てるカウンセラー かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで12年間相談業務に従事。障がい児・者、家族、高齢者等、2000名以上の人生の転機に関わる。2010年独立。自分に自信がなく、自分より人を優先しがちな優しい女性が、その方らしさを大切に気持ち良い生き方をするためのカウンセリングや各種講座を開催している (自己紹介はコチラ)
【メールマガジン:優先情報をお届けしてます】 私のこころと仲良くなる88のヒント
【自信をつけたい女性のための無料講座】ほんとうの自信を育てる5つのステップ
【セラピストを天職にしたい方への無料講座】幸せなセラピストになる7つの秘訣
この記事へのトラックバックはありません。