子育て中のお母さんから、
「子育てって、難しいですよね。迷います…」ってことばを聞くことがあります。
そうですよね。
難しいって思うことありますよね。
迷うこと。たくさん、ありますよね。
その原因は人によって様々だとは思うけど、
多くの人に共通するものとしては、
価値観が多様化していて、
「これをした方がいい」「あれをしたら、よかった」
「〇歳までには、これを」「これをしないと大人になって困る」
などなど、情報があふれすぎているせいかもしれません。
子どもと親は全く別人格なのに、
子どもの個性や苦手や不適応(本当は正常な反応だとしても)
=親の育て方 というような雰囲気を感じているからかもしれません。
そんな中で、まじめで勉強熱心なお母さんほど、
よいものをできるだけ取りこまねば…と感じ、
子どもがつまづいたり傷つくことを恐れて
(本当は多少のつまづきはしたほうがよいのだけど)
「あれもできてない、これもできてない」と自分を責めがちな気がします。
でもね、お母さんが苦しくなるほどに、
いっぱいいろんなことしなくていいんじゃないかなと思います。
お母さんがまず(できれば元気に)そこにいてくれることが
子どもにとっては何より大切で。
その上で、お母さんが子どもをみていて
「この子には今、これが必要だな。大切だな」って感じることを
まずは1つか2つ、
できる範囲で意識したりサポートしていけたら
いいのではないかなーと思うのです。
だいじょうぶ。
子どもには、育つ力がちゃんとあります。
「でも、その『この子に何が大切か』が分からないんです」
「優先順位に迷うんです」
そう感じる方もいるかもしれませんね。
ちなみに、わたし自身が、子どもと関わる中で
これは大切にしたいと思っていたのは、
しっかり遊んで、笑って、怒って、甘えて、食べて、寝ること。
つまり、子ども時代に子どもをしっかりすること。
小さなうちは、だっこやハグなどいっぱい触れること。
ことばを話せるようになったら、話をきくことでした。
息子は元気で好奇心旺盛な面もありつつ、
内面はとても繊細で怖がりなところもあったので
心の安心ってことを、何より意識してきた気がします。
*
こどもたちは、全て違うから、
「これさえしておけばいい」なんて
ことは言えません。
けれど、全ての子どもが
切実に求めていることは、
自分のことをみてほしい。
愛してほしいということ。
それを伝えるのに、
「話をきく」ことは有効です。
*
アメリカの心理学者であり、
自己啓発作家でもある
デニス・ウェイトリーさんのこんな詩があります。
子どもの話に耳を傾けよう
今日、少しあなたの子どもの言おうとしていることに耳を傾けよう。
今日、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
さもないといつか子どもはあなたの話を聞かなくなる。
子どもの悩みや、要求を聞いてあげよう。
どんなに差さいな話も、どんなにささやかな行いもほめ
おしゃべりを聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。
子どもに何があったのか、何をもとめているのか見つけてあげよう。
そして言ってあげよう、愛していると。毎晩、毎晩。
叱ったあとは必ず抱きしめてやり、「だいじょうぶだ」といってやろう。
子どもの悪い点ばかりあげつらっていると
そうなってほしくないような人間になってしまう。
だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、
子どもは自分を成功者だと思って育つ。
きょう、少し
子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう聞いてあげよう、どんなに忙しくても。
そうすれば、子どももあなたの話を聞きにも戻ってくるだろう。
ほんとうに、
その通りだなぁって思います。
大人が聞きたいことではなく、
子ども本人が話したいことを興味をもって聴いてくれる
それだけで、子どもの心は満たされます。
元気がないときも
失敗しちゃったときも家に帰ったら
きいてくれる人がいる。
「そうなんだねー」ってただきいてくれる
存在がいることは、すごく力になります。
たくさんじゃなくてもいいんです。
こどもが話したいときに
手を止めて、5分でも10分でも
できるだけ心を傾けて、きいてあげること。
そのことをひとつひとつを
積み重ねていくことは、子どもだけなく、
わたしたち大人の側にもたくさんの幸せと気づきを
くれます。本当です!
「子どものために何ができるか分からない」
「子どものことを分かりたい。味方になりたい」
そう感じることがあったら、
ぜひ、子どもの話をきくこと、
そこにある気持ちを感じること、
意識してみてくださいね。
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☆話を聴くことに抵抗を感じるときは、こちらの記事もどうぞ。
☆こんなわたしだから…と自分を責めやすい方は、こちらの記事もどうぞ。
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H心の痛みを希望に変えるカウンセラー かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで12年間相談業務に従事。障がい児・者、家族、高齢者等、2000名以上の人生の転機に関わる。2010年独立。自分に自信がなく、自分より人を優先しがちな優しい女性が、その方らしさを大切に気持ち良い生き方をするためのカウンセリングや各種講座を開催している (自己紹介はコチラ)
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