お話を伺っている時に、
『みどりさんといると沈黙が、怖くないです』
そんな風に言って頂くことがあります。
あなたにとって、沈黙ってどんなものですか?
沈黙している時、心は動いている
「人の話を聴いてあげたいけど、沈黙が苦手で・・」
「沈黙が怖くてしゃべりすぎちゃう」
「沈黙がとにかく苦手で・・」
そんなお気持ちを伺うことがあります。
そういう風に感じる時って
【会話がポンポン進む = いいこと】
【沈黙 = よくない どうにかしないといけない】
という感覚があるかもしれません。
でも、会話の中で、沈黙があるのは当たり前だし、
沈黙はあって良いのですよ!
特に人の色んな気持ちや感覚や
内面を扱うような会話をする時、
沈黙はなくてはならないもの。
沈黙している時は人のこころの中で
いろいろなことが起きているのです。
例えば、こんなこと。
●自分の気持ちをじんわり感じて味わっている
●今の感覚にぴったりのことばや表現をさがしている
●語ることへのためらいを感じている
●その場の雰囲気を味わっている
●いいたいことが言えて、ほっとしている
●ふんわりリラックスしている
●この先のことを考えたり、イメージしている
●何となく会話の違和感を感じて、その中身を探っている
★相手の言葉や反応を伺っている、待っている。等々
私が、お話を伺っている時は、
明らかに★と感じる時以外
少し待ってみることが多いです。
そして、一緒にその時間や
そこにある想いを、ふんわり味わっています。
その感覚が、何だか好きなんです。
沈黙で、「分かってもらえた」と感じることもある
そういえば、有名な心理学者の河合隼雄さんの本に
1時間沈黙し続けるクライエントに
沈黙して寄り添っていたら、
「こんなに、分かって頂けたことはないです!」と
満足して帰っていかれたという話を読んだことがあります。
これは、河合さんだからこそ
のエピソードだとは思いますが、
それを読んだ時、
さすがだなぁ。素敵だなぁと
何だかしみじみ嬉しくなりました。
ことばがなくても、できることはたくさんありますものね。
それでも、沈黙に耐えられない時は?
それでも、やっぱり沈黙が苦しい時や
話したほうがいいかなと迷う
雰囲気の時もあると思います。
そんな時は苦し紛れに、
「今日はいい天気ですね」とか
「そういえば、お子さん元気?」とか
関係ない話を持ちだすと、
せっかくそこにあるものが、どこかにいってしまうので、
(それは、それでもいいのですけど^^)
「今味わってたね」
「どんな感じ?」
「今何か考えてたの?」
「今、気持ちいい空気が流れたね」等
その瞬間感じた何かに
やんわり触れてみると
そこにあるものを大切にしながら
会話が続けられるかもしれません。
それから、常に沈黙が苦手で
たまらないという方は、
普段から信頼できる人や
居心地がいい人と一緒にいる時の
沈黙の時間を意識してみてください。
意外とあるはずです。
その感覚を味わってみると
沈黙の心地よさ。
沈黙も悪くないなぁって感じ。
感じられるかもしれません。
いずれにしても、こうしなくちゃいけない。
こうしたらダメだ。なんて思って
会話してると、どんどん
辛くなってしまいますよね。
会話はあなた一人でどうにかしなくていいのです。
話したい時は話していいし
話さなくてもいい。
話が盛り上がってもいいし。
じんわりしてもいい。
リラックスして、
今、そこにあるものを楽しんでみてくださいね。
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。その方らしい豊かな人生を育てていくことのお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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