体調が悪いとき、
気持ちまでがくんと落ち込んだり、
ネガティブになって辛いことありませんか。
もくじ
体調が悪いと、落ち込むのが悩みでした
実はこれ、わたしが長年悩んできたことです。
先日も、楽しみにしていた予定があったのに、急に体調を崩しキャンセルしたことがありました。
そのとき、思ったのはこんなこと。「予定がなくなって残念。楽しみにしてたのに…」「相手の方に申し訳ない」「以前も同じような感じで急遽キャンセルして、迷惑だよね。せめて前の晩に連絡したらよかったのに…」
その後、仕事を少しでもと思うけどそれもできず、「あーあ、せっかくの一日が」「これが長引いたら今週の予定どうしよう…」「息子の迎え行けるかな、夕ご飯どうしよう。あぁ、頭が働かない…」そんな感じ。
ただ、以前と違うのは、こんなとき、自分を責め続けたり、無理にポジティブにならねば!などと無理じいをしなくなったなということ。
ネガティブモードになったとき、まずするとよいこと
そんなネガティブモードになったときは、わきあがってくる気持ちに、できるだけ寄り添うようにしています。
「あぁ、楽しみにしていた予定がダメになって、ホント残念だよね…」
「ほんとに、申し訳ないと感じちゃうよね」
「この予定も、今週の予定も、あの人もわたしとってすごく大切なことだからそう思うんだよね」
「これが長引いたらどうしよって思うよね」
「ほんと、きついもんね。きついの嫌だよね」
「それは、もう、そんな気分になるよね」
そんな風に、ただ、起こる気持ちを否定せず、できるだけ一緒にいます。
そして、できるだけ身体とこころを休めていきます。
起きている気持ちを否定したり、無理に「ポジティブに考えよう、とらえよう!」とすればするほど、余計そこにとらわれて、苦しくなるのを知っているからです。
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体調が悪くて、ネガティブになるのは、普通のこと。
この文章を読んでいるあなたが、もし、わたしのようにネガティブになって苦しいとき、思い出してほしいことがあります。それは、「あなただけじゃない」「あなたがダメなわけではない」ってこと。
こころと身体は密接につながっているので、体調が優れないと、気持ちがネガティブになるというのは、程度の差はありますが、普通のことです。普段とは人が変わったように、マイナス思考になったり、悲観的になったり、自分や人にやさしくしなきゃと思うのにできなかったり、不安なことばかり浮かぶ…。それをやめようとしても、なかなかやめられない。そんな風になりがちです。それは、自律神経のバランスが崩れて、低覚醒(気力がダウンしている状態)になっているのかもしれないし、脳内物質や様々なホルモンの関係もあるかもしれません。
とにかく今は、 身体の調子が崩れているからこんな風に感じ考えるけど、体調が整ってきたら、必ず楽になる 。ずっとは続かない。
そのことを、頭のどこかに置いておいてもらえたらいいなと思います。
ネガティブになるのは、そういう時期だから。
こう言えるのはわたしの長年の経験からです。
わたしは、15年くらい前に2回目のうつ病になってから、自分の気分や考えたことを、記録をするようにしているのですが、調子や気持ちには、必ず波があって、どんなに気をつけていても、定期的にがくんと気力が落ちて、ネガティブ思考になることがあるのです。そのときは、たいがい疲れていたり体調が悪いとき。
そんなときって、上に書いたような考え方が出てきたり、もっと続くと、「こんな私がここにいる意味があるんだろうか」「きっとこれからも上手くいかない」「自分が恥ずかしい」「この苦しみは誰もわかってくれない」「どうしてこんな辛い思いをしてまで生きていかないといけないんだろう…」そんな感覚にもなってきます。
後から読み返すと、「どうしてここまで?!」と笑えてくる位のネガティブぶりなのですが、また、時がたち調子が落ちると、同じような感じになっているんです。それを客観的にみてきた中で分かるようになりました。「これはパターンなんだな」「こういう時期なんだな」と。
加えて、カウンセリングなどで、話を伺う中でも、疲れてエネルギーが枯渇している時、体調が悪いときは、みなさん同じような思考パターンになりがちがということにも気づきました。もちろん、その方の性格や気質や環境や経験により、悩みも考え方も千差万別ではあるのですが、気力がなくなると、ネガティブな方にフォーカスして、自分はダメだと感じ、この先もうまくいかないと悲観的になる…その流れはとても似通っているのです。
そういうときは、心身が落ち込みモードになっているときなので、頭で「こう考えた方がいい。こうとらえたほうがいい」となんとかしようとしても、できなくてどんどんエネルギーを消費してしまいます。
だから、心身のストレスをできるだけ軽減して、身体を休ませること。安心で、安全な感覚を思い出していくことが大切です。
落ち込み、ネガティブは、実は宝物だと思う
最後にもう一つ、わたしを支えてくれる想いも紹介させてください。
体調が悪くなり落ち込んだりするのは、とてもつらいのですが、その時期って、わたしにとっては宝物の時期なのだなとある時、気づきました。
その時期があるからこそ、いろいろなことを、深く普段とはまた違う方向から、じっくり考えたり、逆に全く頭が働かなくなって、ただただその辛さを味わうという経験ができたり。いろいろな人の辛さや悲しみを近く感じられたり、人生の意味について考えたり、祈る気持ちになったり… その一つ一つのことが、わたしのこころに深みを与えてくれ、誰かのこころと深くつながっていく糧になっている気がします。
それから、調子が悪い時期が抜けると、身体が動く、頭が動くそのことが、どんなにありがたいことか、それだけで感謝でいっぱいになりますしね^^
がくんと気力がなくなり落ち込む時期は、以前に比べると随分減り、その波も穏やかになっていますが、それでも、まだたまにあるのは、
いろんな感情を大切に味わって、人と深くつながって生きていきたい。
きっとその、わたしの願いを叶えてくれるのかななんて思うのです。
わたしたちのこころや身体が起こしてくれていることには意味があることなのだと思います。
だから、あなたにとっても、何らかの意味があることではないでしょうか。
体調が悪かったり、気力が出なかったり、ネガティブになって苦しい…
そんなあなたの何かほんの少しのヒントになれますように。
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【落ち込みがち、うつっぽい感じが辛い方はこちらもどうぞ】
・https://kawanomidori.com/2020/11/18/utukaizen
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繊細な女性のこころのサポーター かわのみどり
福祉施設、支援センターなどで、相談援助職に12年従事。2010年独立。繊細で生きにくさや孤独感を感じている女性がありのままの自分を肯定すること。周りの価値観ではなく、その方のこころを真ん中に、豊かな人生を育てていくお手伝いをしています。(自己紹介はコチラ)
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